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お盆が過ぎても、まだまだ残暑厳しい日が続いています。
この暑さで、そろそろ夏の疲れがでていらっしゃるのではないでしょうか?
「暑くて、何にもやる気がしない」
「冷たいものや、ビールばかり飲んでいる」
「スタミナ不足を解消しようと、ボリュームのあるものを頻繁に食べている」
などなど。心当たりのある方は、おそらく栄養不足&消化器の
働きが乱れているのでは・・・
「夏バテ」の原因には、以下のようなことが考えられます。
1.暑さによる睡眠不足
2.消化器の不調
3.水分やミネラルなど、栄養素の喪失
夏の間は体温上昇や発汗により、ビタミンCや鉄分、カリウムなどの必須微量栄養素が失われていきます。そんな時、まずは質の高い食事により、消費されてしまいがちなビタミンやミネラルを補給しましょう。
そして、胃腸に優しく疲労回復に役立つ栄養素の豊富なハーブティーを加えてみてはいかがでしょうか?
☆
<夏バテにお薦めのハーブ>
アーティチョーク/アルファルファ/エルダーフラワー/カモミールジャーマン/柿の葉
シナモン/ダンデライオン/ネトル/ハイビスカス/ペパーミント/マルベリー(桑の葉)/
リンデン/レモングラス/レモンバーベナ/ローズヒップなど
次回に続きます
セルフヒールは日本全域、アジアに広く分布するシソ科の多年草で、日当たりのよい野原や道端によく自生しています。高さは30cmくらいで、四角い茎にラベンダーにも似た青紫の花穂、対生葉(1ヶ所から2枚の葉が向き合ってつく)、全草に繊毛・・・などが特徴です。
セルフヒールの花穂は、武士が矢を入れていた革製の筒状の矢入れ=靫(うつぼ)によく似ていることから、日本ではウツボ草と呼ばれています。
真夏にまだ葉が青々としている頃、初夏に咲いた紫色の花が急に褐色に枯れたようになるので、夏に枯れる草という意味で「かごそう/なつがれそう(夏枯草)」という名前も持っています。
西洋では「セルフ ヒール」と呼ばれ、とてもポピュラーなメディカルハーブです。
自然治癒を意味するこの名前は、昔から切り傷の応急手当に使っていたところから名付けられたようです。 口内炎や喉の腫れに対して民間療法的に、この煎じ液でうがいをするよう勧めるハーバリストも多く見られます。
またセルフヒールの花穂は漢方薬としても用いられます。
熱症状を冷ます=清ます、つまり清熱剤に分類され、花穂の色が変わりかけた頃に採取し乾燥して煎じたものが処方されます。
昔から西洋では、「セルフヒールがあれば、医者はいらない」と伝えられてきました。
英国のニコラス・カルペパーは「この薬草があれば、怪我したとき自分で癒すことができるから、セルフヒール(自己治癒)の名前がついた」と報告しています。カルペパーは天体学者であると同時に、ハーバリスト(薬草家)であり、セルフヒールは金星の支配下にあると記述しています。
7月の勝浦セミナーで、青紫色の花穂が観察できることをお祈りしつつ・・・
セルフヒールのお話しでした。
先日、神楽坂のキイトス茶房さんで、「ハーブの愉しみ方」と題してお話をさせていただきました。ご参加いただきましたお客様には、楽しんでいただけたようで、本当にありがとうございました。
また、カフェという場所でハーブのお話をするのは全く初めてのことでしたが、キイトスさんのオーナーの心遣いもあり無事に茶話会を終了できましたことを、この場を借りまして、厚くお礼を申し上げます
ハーブの愉しみ方というテーマで、なるべくお話を進めていましたが、やはりどうしても話が本題から逸れてしまい、申し訳ありませんでした。
が、
参加された数名の方から、「本題の話も面白かったけど、次回は魔女の話とか、ミルクティーと便秘の関係の話もたくさん知りたい」というお声もあり・・・ 機会がありましたら、またお話をさせていただこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
この茶話会を通して、少しでもハーブに興味を持ってくだされば幸いです。ハーブは、本当に学び始めると、どんどん世界が広がっていきます。
たまにはハーブティー片手に、薬草の本など読んでみてはいかがでしょうか?
xx ピョンピョン xx
柿の葉茶について
カキノキ科カキノキ属の落葉高木。学名:Diospyros Kaki Thunb.
栄養価が高いことで有名な果物「柿」・・その柿についている葉を茶葉として使用したのが柿の葉茶です。美容・健康・風邪予防に良いと言われる「柿の葉茶」ですが、その秘密は多量に含まれる天然ビタミンCにあります。
緑茶の約20倍、レモンの約10~20倍、そしてホウレン草の10倍も含んでいると言われています。
豊富に含まれるビタミンCは、シミやソバカスの原因であるメラニン色素を抑制し薄くする「美肌・美白」作用があります。
ビタミンC以外にも、ビタミンKやビタミンB群、タンニンやフラボノイドが豊富に含まれています。
通常のビタミンCは熱に弱く加熱すると壊れて減っていくのですが、柿の葉のビタミンCは「プロビタミンC」というビタミンCになる前の状態のもので、熱に強いのが特徴です。ですのでお湯を注いでお茶にして飲んでも、その効果が破壊されることはありません。
柿の葉には、以下のような成分も含まれています。
・ウルソール酸
・グルコサイド
・ケンフェロール、
・クエルセチン
・オレアノール酸
・ベツリン酸
・ウバオール
・ヒドロキシウルソール酸
・ルチン
柿の葉をはじめ、ハーブティーにはカフェインが含まれておりませんので(ごく一部のハーブを除き)、カフェインを含む日本茶や紅茶を飲むと寝つけない人にお勧めします。
柿の葉は、高血圧・動脈硬化・風邪・花粉症などを予防する成分を豊富に含んでいるため、昔から「柿が赤くなると医者が青くなる?」と言われています。
数々ある健康茶の中でも古くから民間薬として利用されてきた柿の葉茶に、近年改めて注目が集まっています。
Kahoriに、有機栽培の美味しい柿の葉が入荷いたしました。是非一度、お試しください。
xx ピョンピョン xx
Author:KagurazakaKahori
営業時間は、Webサイト「お店のご案内」をご覧ください。
ハーブには、人の心と体を癒す力があります。人は森で生活していたころから、さまざまなハーブを用いてきました。
この200年ほどは、人工的な生活環境で過ごしていますが、長い森の生活の遺伝子は、まだまだ変わっていません。
kahoriは、現代社会でのさまざまな違和感を解消するために、ハーブの調合、フラワーレメディ(花療法)、そしてアロマテラピーを融合させて効果を高めたいと考えています。